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スッポン泳法を学会で発表し、メディアで取り上げられた途端、真っ先に飛びついたのは、残念ながら日本以外の国々だった……。日本で生まれた泳法で、海外のスイマーたちはぐんぐんとタイムを伸ばした。一方、日本では、テレビ番組やマスコミはこぞって飛びついたものの、実際に日本の水泳界ですぐに浸透することはなかったと言う。
「日本も発表当時からスッポン泳法を採用してくれていれば、いまのように水泳の記録が突き放されることはなかったと思います。日本の保守的な文化が悪く作用してしまったのでしょう。似たような話で、日本で生まれた技術が、他国の製品に実装され、輸出で先を越されてしまうということを聞きます。何事も機動力というか、決断力が大事ですね」(伊藤氏)。
スッポン泳法は、頭で理解できても、実際、なかなか習得できないものだと言う。それだけ、人に長年かけて染みついた癖というのは、なかなか強力だ。国民性故の思想というのも、なかなかしぶといものなのかもしれない。
現在は日本でも、このスッポン泳法がやっとスタンダードになりつつあるが、いまだに従来泳法にこだわるコーチも存在するそうだ。作戦があった上で、あえてそうならいいが、単に従来の考え方にとらわれての結果であれば問題だ。
北京オリンピックが開催された2008年、水泳界では水着の開発合戦となった。日本は泳法の改良よりも、この“水着戦争”に気を取られてしまう形になったと言う。全身を覆う水着は、スイマーの身体能力の差をある程度カバーしてしまうほどの威力を発揮してしまうことが判明し、その着用は現在、水泳競技のレギュレーションで禁止されていると言う。水泳界の今後は純粋に、身体能力と泳法で競うのみとなった。従来の考え方にとらわれている場合ではなくなったのは必至だ。
踊る解析最前線(15):マラソンと水泳から学べる流体力学 (1/3) - @IT MONOist
うーん…。これを書いた記者も伊藤氏もトップ選手や競技水泳の指導者に会うことなしに、何年も前に伊藤氏が発表した資料を持ちだして適当なことをいっているな。
S字プルなんてトップ選手は何年も前からやってないよ。Ernest Maglischoが2003年に出した”Swimming Fastest”でとっくにS字プルなんて否定されている。S字プルって、まっすぐ掻いた手が体のローリングによってS字に見えるだけのことだけで、アマチュアスイマーの間で「S字プル信仰」があっただけなの。
“Swimming Fastest”
http://www.amazon.com/dp/0736031804
そして、その他のイアン・ソープの泳ぎは2m近いあの恵まれた体格からくるので、同じ泳ぎなんてできないんだよ。あと入水時の手の「揚力」はそれほど効かないこともわかっている。
なによりだ、各国が凌ぎを削っているトップの競技では、そもそも泳ぎなんて4年経てばすっかり変わるのが常識だ。そんなこともわからず、水泳界にアドバイスするなんて…。
なんだかな…。