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「社会科学を科学(笑)から本物の科学」にしてみせるという、「社会学党宣言」こそ、本書のコアなのだ。
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404 Blog Not Found:社会科学を真の科学に - 書評 - 偶然の科学
うーん…。ダンカン・ワッツの一般向けの煽りをそんなにマトモにうけなくてもさ、普通のマクロ・ミクロ経済学の教科書や実験経済学の文献や数理政治学や数理社会学の本を読めば現在の社会科学が十分に「科学」であることがわかるよ。きっと口当たりのよいあまり知識の程度が高くない新書ばかり読んでWebサーフィンばかりしているから、こんなトンチンカンなことを言うんだと思ってしまうな。
ただ、自然科学と違って社会科学は対象が人間社会なんだよ。社会科学は意図をもった人間が複数人絡んだシステムを対象にするために、普通の自然科学の手法ではパラメータが多すぎあまりに複雑になり、そう簡単に「観測ー仮説ー立証サイクル」が回せないんだよ。
それに、ダンカン・ワッツは(Yahoo!にいることもあって)たまたまWebを利用した社会実験(例の「人気の音楽」とは「人気のある音楽」のことを示したmp3実験とか。つまり人は既にたくさんの人が選んだものにバイアシングされることを示した)に多く関わっているから、足が速い実験ができるのだけれど、これもWebを使う人間というセレクションバイアスがあって、科学実験としてどうよ、という批判があるんだよ。しかもすべての社会実験はWebでできないし。
どうして小飼さんは正統的なアカデミックディシプリンに劣等感を持って、正統を否定する逆張りばかりするんだろう?