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積読・読書途中の本に関する雑感や、オンライン上の面白コンテンツ、そして世の中の不合理に対する暴言を脊髄反射的に記す。
yutakashino
(柏野 雄太)

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Jan
30th
Mon
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なぜ、こうしたひとが橋下市長の手法に「ついてゆけない」のか朝生をみてわかったことがあって、ようは「ついてゆけない」のはビジネスモデルが理解できないということだろう。

ビジネス脳がないと、橋下市長の行動則はたぶん理解しにくいのではないのか。ビジネスをやってる人間からすると、橋下市長のやってることは至ってふつーのことだ。

・カスタマーへフォーカスする。
・細部をつめないで前にすすめる。
・やりながら最適化する。
・手法に執着しない。
・状況は変化してあたりまえ。
・言ってることも変化してあたりまえ。
・やってることも変化してあたりまえ。
・目標達成の最短行動をえらぶ。
・ぜんぶをコンセンサスとる必要はない。
・決定してから手法をかんがえる。

こーんなのは、今を生き抜くうえであたりまえのことで、薬師院やら香山やらはそういう脳みそをつかってないから判らない。反対派はすべてのプロセスをボトムアップですすめないとついてゆけず、コンセンサスに漏れあると問題視する。まさに日本が意見の集約ができず苦しんでいるのは、こうした過剰なコンセンサスで、政治家だけでなく「市民レベルで決定させないひとたち」をみるいい機会になった。

彼らは、橋下市長へしきりに「思想」とか「信条」をたずねてたけど、これは意味がない。橋下市長の政治では思想信条は重要じゃないからだ。興味もないかもしれない。興味があるのはビジネスモデルの整合性だろう。

反対派は橋下市長の目標値の設定よりもプロセスがどうしても気になるらしく、しきりに「言ったこととちがう!」と唱える。ビジネス脳がない彼らは「先に決定がくる手法」についてゆけないのだ。

橋下市長に「ついてゆけない」ひとたち。 - 所長サンの哲学的投資生活 ( フィリピン攻略篇 )

なるほど。こういう考え方は確かにあるよね。僕もこういうふうに考えがち。たださ、政治や政策決定のやり方が「ビジネス脳」で考えた「ビジネスモデル」的で良いって本当なのか?

そして、こういう「ビジネスをやってる人間からすると、橋下市長のやってることは至ってふつーのことだ。」と言い切ってしまうと、ビジネスをやったことのない人への牽制になって、大学教員の中には同意するような人も出てくるだろうけれど、「ビジネスをやっている人間」もいろいろな人がいるわけで、全然「橋下市長のやってることは至ってふつーのこと」じゃないよ。

また、後段の過剰に「保証を要求する」というのは、そのとおりだと思う。ただね、このブログの筆者のようにセミリタイアできるだけの資産を形成しているようなリスク耐性が高い人ばかりじゃないから、人がもつリスク感覚がマチマチなのは当然なんじゃないの?そこを合意形成するプロセスを経ないで、専横的に物事を進めるのはやり過ぎだよな。確かに「ぜんぶをコンセンサスとる必要はない」けれど、マッタク「コンセンサスとる必要はない」わけではないんだよ。

橋下徹氏はその点とてつもなく老獪だよね。いかにも独裁専横的な決定をするかのような発言を繰り返しつつも、テレビ番組に頻繁に出つつ、マスコミを利用しつつ、巧みに合意形成へのプロセスを踏んでいる。政治家がマスコミを利用する観測気球的合意形成のプロセスは今までも存在したけれど、橋下氏のように視聴者であり投票権をもつ市民に直接訴えかけて合意形成をするやり方は斬新なように思うな。